ある夜、21時すぎ。リビングのソファに腰を下ろしてスマホをぼんやり眺めていると、歯を磨き終わった息子がやってきて隣に座りました。
「パパって、夜はいつもスマホ見てるよね」
ドキッとしました。時計を見ると21時20分。息子が寝た後に「何か作業しよう」と思っていたはずが、いつの間にかSNSのタイムラインを眺めていました。
「そう見える?」「うん。ご飯の後も、お風呂の後もそうだもん」
子どもの観察眼は鋭いです。自分では「すきま時間を確認している」つもりでも、息子から見れば「パパはいつもスマホを見ている」になっていました。その夜、布団に入ってから長く考えました。時間がないのではなく、時間の使い方が見えていないのかもしれない、と。
「副収入を作りたい」「資産形成を始めたい」という気持ちはあります。でも、時間がありません。いや、正確には「時間が見えていなかった」んだと思います。
PMとして仕事でプロジェクトを回すとき、まず最初にやることがあります。「今、どこに時間が消えているか」を可視化すること。それを自分の生活に当てはめてみたら、意外な事実が見えてきました。
まず「自分のタイムログ」を1週間とってみた

手帳に1時間単位で何をしていたかを記録しました。仕事・育児・家事・移動・スマホ・睡眠——全部。1週間後に集計してみると、「スマホをなんとなく見ている時間」が1日平均で1時間40分あることがわかりました。
驚いたのは、その時間の中身です。SNSのタイムラインをスクロールして、気になった動画を見て、また次の動画へ。何かを調べようとしたわけでも、楽しもうとしていたわけでも、実はありませんでした。ただ「疲れた頭の逃げ場所」として、画面を眺めていただけでした。
これを全部なくそうとは思いませんでした。ただ、「意識せず消えている時間」が1日1.5〜2時間あるとわかれば、そこを少し変えるだけで、まとまった時間が生まれます。
記録をはじめて数日後、一緒に夕食を食べながら息子に話しました。「最近、スマホを何分見てるか記録してるんだ」「なんで?」「時間がどこに消えているか知りたくて」。箸を止めた息子が「パパって、そういうの好きだよね。なんでも分析するやつ」と笑いました。
小学生にとっては「お父さんが変なことしてる」くらいの話でしょう。でも、その「変なこと」をしたおかげで、1日1時間40分というリアルな数字が手に入りました。数字があれば、動けます。
「作業の切り替えコスト」を最小化する
限られた時間の中で副収入に向き合おうとして、最初にぶつかった壁は「集中できない」でした。仕事から帰ってきて、子どもの宿題を見て、ごはんを作って、お風呂に入れて、寝かしつけて——そのあとにパソコンを開いても、頭がまっさらな状態には戻れません。
PMの仕事で「コンテキストスイッチ(作業の切り替え)はコストが高い」と知っていたのに、自分の生活には活かせていませんでした。試してみたのが、「やること」と「場所」を固定することです。ダイニングテーブルに座ったらブログを書きます。スマホは充電器に置いたまま。この2つのルールだけで、作業に入るまでの時間が大きく短くなりました。
朝型か夜型か、私が試した結果

「朝活がいい」という話をよく聞きます。実際に試しました。5時30分に起きて、息子が起きる7時まで作業します。理論上は1時間30分確保できます。
1週間やってみて、正直な感想は「合わなかった」です。眠気で集中できず、日中の仕事のパフォーマンスも落ちました。無理に朝型にするより、夜の「なんとなくスマホを見る時間」を作業時間に置き換える方が、私には合っていました。
どちらが正解かは人によります。大事なのは「試してみてから判断すること」。朝型がうまくいっている人は、それが体質に合っているだけで、夜型の人が無理に真似する必要はないと思っています。
「何もしない時間」を意図的につくる
これ、最初はまったく理解できませんでした。時間がないのに、何もしない時間を作るなんて——と思っていました。
でも、無理に作業を詰め込んだ週と、週に1日「何もしない夜」を意図的に作った週を比べると、後者の方が結果として作業量が増えていました。疲れた状態で2時間作業するより、休んだ状態で1時間集中した方が、アウトプットの質も量も高かったです。
今は週に1〜2日、息子が寝た後に「ゆっくり本を読む夜」を作っています。罪悪感を感じることもありましたが、それが翌日の集中力に繋がっていると実感してからは、意図的な休息として捉えるようになりました。
ある週末、息子が「パパ今日は仕事しないの?」と聞いてきました。「今日はしない日」「なんで?」「休まないと、次の日しんどくなるから」。しばらく考えてから息子が「ぼくも、学校で勉強ばっかりしてるより、休憩したほうが次ちゃんとできる気がする」と言いました。
9歳にしてもう感覚的に知っていました。「休む」のは「サボる」ことじゃなくて、次のための投資だと。子どもに教わることは多いです。
私の平日1日|ワンオペでも回るリアルなスケジュール
「実際にどう動いているのか」と聞かれることがあるので、平日スケジュールをそのまま公開します。
- 06:00 起床・朝食の準備
- 06:50 息子を駅まで送り出します
- 07:00〜 家事タイム(ロボット掃除機を起動・洗濯を乾燥機にセット)
- 08:30〜 在宅勤務スタート
- 15:00〜 息子を駅までお迎え(Outlookの予定に登録してチームにも共有済み)
- 帰宅後〜 宿題サポート・夕食準備・お風呂・寝かしつけ・残仕事
このスケジュールが成立しているのは、3種の家電のおかげです。ECOVACS DEEBOT X5 OMNIが床を掃除している間に、Panasonic Cubleで洗濯を回します。夕食はヘルシオ ホットクックで予約調理(無水カレーやシチューをセットして仕事へ)。手を動かさなくていい時間が生まれると、仕事も子どもとの時間も質が上がります。
15時のお迎えは最初「仕事の流れを断ち切られる」と感じていました。今は逆に、強制的なリセットタイムとして機能しています。PMとして仕事で使う「タイムボックス」の感覚に近いです。区切りがあるほうが、午前中の集中密度が上がります。
時間は「作るもの」だった
「時間がない」という言葉を、以前は当たり前のように使っていました。でも、タイムログをとってみたら、時間は「なかった」のではなく「見えていなかった」だけでした。
副収入に向き合うためにまず必要なのは、スキルでも資金でもなく、「自分の時間の実態を知ること」だったと今は思っています。1週間だけ、自分の時間の使い方を記録してみてください。きっと、「これ、なくても困らなかった時間」が見つかるはずです。
この記事で紹介した家電3選
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