ある7月の朝、息子が「パパ、今日スイミング何時だっけ」と聞いてきた。カレンダーを確認すると、その週だけでスイミング・受験塾・ロボットプログラミングが3日連続で重なっていた。
息子は現在、スイミング・マイクラ・書写・ピアノ・受験塾・ロボットプログラミングの6つの習い事を並行している。学校がある時期はそれぞれが週1回のペースで分散しているが、夏休みになると話が違う。振替授業・夏期講習・特別日程が一気に集中して、スケジュールが毎週変わる。
この記事では、ひとりで6つの習い事を乗り切るために試した「PM思考の習い事スケジュール管理」3ステップをまとめる。
夏休みに習い事スケジュールが「崩れる」3つの理由

通常期は各習い事の曜日・時間が固定されているため、一度カレンダーに登録してしまえばほぼ機械的に回る。だが夏休みは3つの理由でそれが崩れる。
理由1:振替授業が一斉に発生する
夏休みは多くの習い事が日程を調整するため、「今週は火曜ではなく木曜の13時に変更」といった通知が来る。複数の習い事からこれが同時期に来ると、衝突が起きやすい。
理由2:夏期講習・特別プログラムが追加される
受験塾は夏期集中講座、スイミングはスクール特訓など、通常のカリキュラムに加えて特別メニューが発生する。参加・不参加の判断も伴うため、保護者の確認コストが上がる。
理由3:送迎のバッファが削られる
学校がある時期は15時のお迎えが終点だが、夏休みは習い事が午前・午後・夕方に分散する。送迎のタイミングが毎日変わると、私の仕事スケジュールへの影響も読みにくくなる。
PM思考で解決した「夏の習い事管理」3ステップ
私はPMとして、複数のプロジェクトを同時に進行させるのが本業だ。その考え方を息子の習い事管理に応用した。
ステップ1: 7月第1週に「全件確認の日」を設ける
夏休みが始まる直前の週に、全習い事の運営側に連絡を取り、夏期間の日程変更・特別プログラムの有無を一括確認する。
バラバラに来る通知を受け身で受け取るのをやめて、こちらから先に情報を引き出す。これだけで「急な連絡に慌てる」回数が大幅に減った。受験塾の先生からは「早めに聞いてもらえると助かります」とよく言われる。
確認した内容はスプレッドシートに一覧化する。「習い事名・通常日程・夏期変更日程・送迎所要時間・特記事項」の列を作ると、夏の全体像が一画面で把握できる。
ステップ2: 「移動時間こみ」でカレンダーに登録する
習い事の時間だけカレンダーに入れると、移動の30分が抜け落ちる。夏休みは複数の習い事が同日に入ることも多く、移動コストを見落とすと詰め込みすぎた日が生まれる。
私は「前後の移動15〜30分」も予定としてブロックするようにした。仕事のカレンダーと統合して管理しているので、「スイミング送迎14:30〜15:15」という形で入れると、その時間帯に会議が入ることを防げる。在宅勤務だからこそ、このカレンダー統合が特に有効だ。
ステップ3: 「余白の日」を先に確保する
習い事を詰め込むと、息子が疲れるだけでなく「何もない日」がなくなる。子どもにとって自由な時間は、創造性や主体性が育つ貴重な場でもある。
そこで夏の全43日間をカレンダーに展開し、週に1〜2日は意図的に「予定なしの日」を作った。この余白の日に息子は自由工作をしたり、好きな本を読んだりしている。私も仕事の集中日にできる。
余白を先に確保してからスケジュールを埋めると、「毎日何かに追われている」という感覚がなくなった。プロジェクト管理でいう「バッファの確保」と同じ考え方だ。
試してみて気づいた息子の「小さな変化」

夏休みも3週目に入ったある夕方、息子が自分から「明日のロボプロ、何時に出発?」と聞いてきた。
「13時に出るよ」と答えると、「じゃあ午前中に宿題やっておく」と言って自分でリビングのテーブルに教材を広げ始めた。
習い事のスケジュールを一緒に確認するようになってから、息子が自分の1日を「逆算して組み立てる」ようになってきた。次の予定を見て、今何をすべきか考える——その感覚が、この夏で育ってきたように感じる。
習い事の管理は親が全部やってしまいがちだが、少し共有するだけで子どもの段取り力が育つ。9歳でそれが始まるなら、中学受験の自己管理力にもつながると思っている。
まとめ
- 夏休みは振替・夏期講習・日程変更が重なり、習い事スケジュールが崩れやすい
- 7月第1週に全件確認し、変更情報を先回りして把握する
- 移動時間込みでカレンダーに登録し、仕事スケジュールと統合管理する
- 「余白の日」を先に確保してから予定を埋める
- スケジュールを子どもと共有すると、逆算する力が育つ
ひとりで6つの習い事を回すのは、最初は大変に見えた。でも管理の仕組みを整えると、追われる感覚が消える。これは仕事のプロジェクト管理とまったく同じだ。


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