シングルファーザーになって最初の夏休み、息子の長期休みがこんなに長いものだと、あらためて実感しました。終業式の前日、学校からもらったプリントに「夏休み期間:7月20日〜8月31日」と書いてある。数えてみたら43日間。
「43日間、どうするんだ」と思いました。仕事は休めない。でも子どもをひとりにはできない(当時はまだ小学1年生でした)。実家を頼るにも、毎日は難しい。学童はあるけど、開いていない日もある。頭の中で「どうにかなる」と「どうにもならないかも」が交互にやってきて、正直、眠れない夜がありました。
あれから数年、気づけば「夏休みの乗り越え方」に手応えが出てきました。完璧な方法ではないけれど、「これを組み合わせれば回る」という実感のある方法を、正直にお伝えします。
シングルパパが夏休みを乗り越えるための5つの実例
① 学童をフル活用する——「預けることへの罪悪感」は手放した
最初は「学童に長く預けるのはかわいそう」という気持ちがありました。でも、子どもに聞いたら「学童、友達もいるし別に嫌じゃないよ」と言っていた。親の罪悪感は、必ずしも子どもの気持ちと一致しない。
今はフルで学童を使っています。息子の学童は8時から18時まで対応しています。迎えに行くのは17時30分くらいが多いけど、18時まで使える安心感は大きい。夏休みの学童は宿題の時間もあって、帰ってきてから宿題を促す労力が減るのも助かっています。
② 実家を「部分的に」頼る——「全部お願いします」より「この期間だけ」の方がうまくいく
自分の親(息子にとっての祖父母)に頼ることに、最初は遠慮がありました。でも、「毎日お願いします」ではなく「お盆の1週間だけ」という形にしてから、頼みやすくなりました。期間と目的を明確にした方が、相手も動きやすい。
息子は祖父母の家が好きで、「じいじのところに行く!」と喜んでいます。その期間、Cheパパは仕事に集中できる。みんなにとって悪くない選択肢でした。「頼ることは甘えじゃない」と思えるようになったのは、実際に頼ってみてからです。
③ 留守番デビューは「条件と約束」を明確にしてから
息子が初めて「一人で留守番する」日を決めたのは小学2年生の夏。長くても2〜3時間、鍵の使い方と「緊急時はここに電話」という約束を事前に何度も確認しました。帰宅したら必ず連絡する習慣もつけています。
最初は親の方が不安でした。何度もスマホを確認した記憶があります。でも子どもは意外としっかりやり遂げた。「信頼して任せる」経験が、子どもの自立心を育てるという感触も、実際にあります。
④ 宿題は「夏休みの前半2週間で終わらせる」ルールにした
夏休みの終盤に宿題で追い込まれると、子どもも親も消耗します。前半2週間でドリルや読書感想文を終わらせる計画を、夏休み初日に一緒に立てるようにしました。毎日のタスクを小さく分割して、学童の宿題タイムに少しずつ進めてもらう。
これがうまくいくと、後半はほぼ自由時間になります。息子にとっても親にとっても、後半が楽になるという「ご褒美の見通し」があると、前半のやる気が出やすい。
⑤ 夏休みを「息子の成長機会」として再定義した
「夏休みをどう乗り越えるか」という発想から、「夏休みに何を経験させられるか」という発想に変えました。学校では教えてもらえないことを、この時期に少し体験させる。料理の手伝い、お金の使い方(おこづかいの管理)、図書館で本を選ぶ経験——。
親が「消化試合」として乗り越えようとしていた夏休みが、「コンテンツがある期間」に変わりました。それは子どもにとっても、自分にとっても、少し豊かになった気がしています。
完璧に乗り越えなくていい
正直に言うと、毎年夏休みは「なんとかなった」の積み重ねです。うまくいかない日もある。予定が崩れる日もある。でも、「今年も乗り越えた」という積み重ねが、翌年の余裕を作っていくと実感しています。
これから夏休みを迎えるシングルパパ・シングルママへ。完璧な計画より「組み合わせられる選択肢」を増やしておくことが、実は一番の準備かもしれません。


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