夜9時すぎ、息子が私のスマホを覗き込んで言った。
「パパ、この数字なに?ポイントって何?」
「楽天ポイントだよ。今月3,200ポイント貯まってる」
「え、なんか損してる感じがする。何で使わないの?」
「使ってるよ。NISAってやつを買うのに使ってる」
「……にーさ?おかねがふえるの?」
その表情がおもしろかった。驚きと「そんなことできるの」が混ざった顔。でも正直、私も2年前まではポイ活もNISAもバラバラに動かしていて、「つなげる」という発想がなかった。
今は楽天カードとPayPayを使うだけで、毎月2,000〜3,000円分のポイントが自動でNISA口座に流れていく。支出は変えていない。ただ「どこで払うか」を変えただけだ。
ポイ活とNISAをつなぐと「節約の複利」が生まれる

ポイ活とNISAは別物だと思っていた。でもつなげると、支出ゼロで投資原資が増える仕組みになる。
楽天証券には「楽天ポイント投資」という機能がある。貯まった楽天ポイントを使って、そのまま投資信託を購入できる。つまり日常の買い物で貯まったポイントが、そのまま長期投資の種になる。
月に2,000ポイントをNISAで20年間投資したとして、年利5%で複利運用が続けば元本は約48万円、運用益を含めると数十万円規模に育つ計算になる。「たかが2,000円」ではなく、「毎月の買い物でそのまま積立できる仕組み」として捉えると話が変わってくる。
※投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身の状況に合わせてご検討ください。
ステップ1:楽天カードに固定費を集めてポイントを底上げする
まずやることは、毎月必ず払う固定費を楽天カード払いにまとめることだ。
楽天カードは通常1%還元。固定費のように毎月自動で引き落とされる出費こそ、意識せずポイントが積み上がるのに最も適している。
私が楽天カードに集約している固定費はこのあたりだ。
- スマホ代(格安SIM)
- 電気・ガス代
- NHKなどのサブスク
- ネット回線料金
月の固定費が仮に3万円なら、それだけで毎月300ポイントが自動で貯まる。さらに楽天市場でまとめ買いをするタイミング(洗剤・日用品・子どもの学用品など)に合わせると、SPU(スーパーポイントアッププログラム)でポイント倍率が上がり、月500〜1,000ポイントほど上乗せできることも珍しくない。
「楽天市場で日用品を買うのは高くない?」と感じるかもしれない。だが5のつく日・お買い物マラソン・スーパーセールのタイミングを狙えば、近所のスーパーと大差ない金額でまとめ買いできることが多い。私はAmazonとの相場を比較してから購入するようにしている。
ステップ2:PayPayでリアル店舗の支払いをポイント化する

楽天カードではカバーしきれないリアル店舗(コンビニ・スーパー・ドラッグストア)の支払いには、PayPayを使う。
PayPayカードと組み合わせると基本1.5%還元になる。加えてPayPayのキャンペーン(地域限定還元・ストア割引)が重なれば2〜3%になることもある。コンビニや近所のスーパーでPayPayを使うだけで、月の食費・日用品費の1〜2%がポイントとして戻ってくる計算だ。
仮に月の食費・日用品費が4万円として、PayPayカード払いで1.5%還元なら月600円分のPayPayポイントが貯まる。PayPay証券での投資信託購入に充てることができ、100ポイントから投資できる。貯まったポイントを積立に回す設定にしておくと、管理がラクだ。
楽天とPayPayを組み合わせることで、オンラインとリアル店舗の両方をカバーできる。これが月2,000〜3,000ポイントという数字につながっている。
ステップ3:楽天ポイントをNISA口座に自動で流す設定をする
仕上げは「楽天証券のポイント投資設定」だ。ここが一番重要で、一度設定すれば後は何もしなくていい。
楽天証券にログインし、「ポイント投資」設定から「積立ポイント利用」をオンにする。NISA口座の積立設定で「楽天ポイントを優先利用する」を選ぶと、貯まったポイント分が毎月の積立から現金の代わりに充当される仕組みになる。
私は毎月積み立てているインデックスファンドに対してこの設定を入れている。ポイントが2,000たまっていれば、その月の積立の一部が2,000円分ポイントで補われる。財布からの出費が2,000円減る計算だ。
この設定を息子と一緒に画面を見ながら確認したことがある。
「つまり、買い物するだけで投資のお金が勝手に増えてくの?」
「そういうこと。パパが何もしなくても、ポイントが毎月NISA口座に流れてる」
「それってズルくない?」
「いや、仕組みを作ることが大事なんだよ」
「仕組みを作る」という概念を小4に伝えるのに、これほどわかりやすい実例はなかったと思っている。
設定にかかる時間は30分もあれば十分だ。楽天証券のポイント投資設定は5分、PayPayカードの申し込みを含めても合計30分以内で終わる。一度設定すれば、後は毎月のポイント明細を眺めるだけでいい。
まとめ:ポイ活は「仕組みを作るもの」と覚えておく
3ステップをおさらいする。
- ステップ1:楽天カードに固定費を集約し、毎月のポイントを底上げする
- ステップ2:リアル店舗の支出はPayPayカードでポイント化する
- ステップ3:楽天証券のポイント投資設定でNISA積立に自動充当させる
支出は変えない。ただ「どこで払うか」と「ポイントをどこに流すか」を一度決めるだけ。これだけで月2,000〜3,000円分の投資原資が増える。ポイ活は節約でも趣味でもなく、「仕組みを作ること」だ。
忙しい毎日の中で、考える時間がなくても自動で動く仕組みを一つずつ増やしていくことが、ワンオペでも資産形成を続けられる現実的な方法だと実感している。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品・サービスを推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身の状況に合わせてご判断ください。


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