運動会の日、パパ一人で回せる?段取りとタイムスケジュール全公開

運動会の日、パパ一人で回せる?段取りとタイムスケジュール全公開 時間術・仕組み化

運動会前日の夜、9月に入ったばかりの居間。翌日の持ち物を並べながら、私は頭の中で朝からのタイムスケジュールを組み立てていた。場所取りは何時に行くか。お弁当はいつ仕上げるか。徒競走とダンス、シャッターチャンスは一瞬しかない競技をどう見逃さずに撮るか。「明日の場所取り、何時に行くの?」と息子に聞かれ、「6時半には出るつもりだよ」と答えると、「早っ」と笑われた。二人分の役割を一人で抱えると、こういう当たり前の段取りが急に難しくなる。

この記事では、小3の息子との運動会を何度も一人で乗り切ってきた中で固めてきた、前日までの準備、当日のタイムスケジュール、観戦と場所取りを両立させる工夫をまとめる。

運動会がワンオペにとって特にハードな理由

運動会が普段の学校行事よりも大変なのは、同時にはこなせないタスクが一日に集中するからだ。場所取り、荷物番、競技の観戦、お弁当の準備と片付け。普段なら家族で分担できる役割が、当日は一人の体にすべて乗ってくる。しかも運動会には「その瞬間を見逃したくない」というプレッシャーが強い。場所取りに気を取られて肝心の競技を見逃す、という本末転倒が普通に起こりうる一日だ。だからこそ運動会の攻略は、当日の頑張りではなく、前日までにどれだけ準備を終わらせておけるかで9割決まると私は考えている。

前日までに終わらせておく3つの準備

当日の負担を減らす一番の方法は、当日に判断することを減らしておくことだ。私は毎回、次の3つを前日のうちに終わらせるようにしている。

1. 持ち物リストを紙に出しておく

レジャーシート、飲み物、帽子、着替え、応援グッズ、モバイルバッテリー。頭の中だけで覚えておこうとすると、当日の慌ただしさの中で必ず何かを忘れる。私は前夜のうちに玄関先に持ち物を並べ、リストと照らし合わせてから寝るようにしている。朝になって「あれ、どこだっけ」と探し回る時間をゼロにできるだけで、当日の気持ちの余裕はまったく違ってくる。

2. お弁当は下ごしらえまで前日に済ませる

当日の朝にすべてを作ろうとすると、場所取りに出る時間が確実に押す。卵焼きや冷凍できるおかずは前日のうちに作り、当日の朝は詰めるだけの状態にしておく。品数を欲張らないことも大事なポイントで、彩りよく見えるミニトマトや冷凍食品をうまく使えば、品数の多さより見た目の華やかさで十分満足してもらえる。

3. 場所取りグッズを玄関にひとまとめにしておく

レジャーシート、テント、ペグ、荷物をまとめて運ぶためのキャリーカートは、専用の袋やケースに入れて玄関に置いておく。朝、寝ぼけた頭で家中を探し回る羽目にならないよう、運動会シーズンが近づいたら一式をまとめておくことをおすすめしたい。

運動会前日にお弁当の下ごしらえを済ませる様子

当日のタイムスケジュール

結論から言うと、当日は「場所取り」と「身支度」を一度分離するのがコツだ。私が実際に組んでいるタイムスケジュールは次の通り。

  1. 06:00 起床、お弁当を仕上げる
  2. 06:30 場所取りグッズを持って先に会場へ出発
  3. 07:00 会場到着、場所取りを済ませる
  4. 07:40 一度自宅へ戻り、息子と自分の身支度
  5. 08:20 開会式に間に合うよう再び会場へ
  6. 09:00〜 競技観戦。撮影は動画中心にして、写真は要所だけに絞る
  7. 12:00 お弁当
  8. 15:00 閉会式、片付け、撤収

ポイントは、場所取りを先に済ませて一度自宅へ戻ることだ。場所取りのために早朝から並びっぱなしでいると、それだけで体力を消耗し、肝心の観戦や片支度に気持ちが向かなくなる。一度自宅に戻る時間を作ることで、身支度も忘れ物チェックも落ち着いてできる。

親子で運動会のお弁当を屋外で楽しむ様子

一人でも「観る」と「支える」を両立する工夫

運動会当日、私が一番気をつけているのは、写真や場所取りに気を取られて、息子が走っているその瞬間を自分の目で見逃さないことだ。三脚を使って動画を回しっぱなしにしておけば、シャッターチャンスを追いかけて右往左往する必要がなくなる。撮影は機材にある程度任せて、自分の目と声援は目の前を走る息子に向ける。これだけで、運動会の記憶が「撮影に追われた一日」から「息子を応援した一日」に変わる。

両親そろって参加している家庭が多い行事では、正直、私一人で会場にいることに違和感を覚える瞬間がある。しかたのないことだとわかっていても、ふと妻がいればなと感じることもある。そこで私は、運動会のような大きな行事には自分の両親を誘うようにしている。祖父母が来てくれると、場所取りや荷物番を分担できるだけでなく、息子自身もおじいちゃんおばあちゃんが応援に来てくれることを素直に喜んでくれる。一人で抱え込まず、頼れる人には遠慮なく頼る。それも立派な段取りのひとつだと思っている。

前日の夜、リストを見せながら「明日は早いけど、頑張れる?」と聞くと、息子は「うん、絶対1位獲る」と胸を張った。「見逃さないように、ちゃんと見てるからね」と答えると、「動画じゃなくて、ちゃんと目で見ててよ」と念を押された。

子どもは、カメラ越しではなく自分の目で見てほしいと、ちゃんとわかっている。段取りを固めておく一番の理由は、実はそこにあるのかもしれない。

競技が終わったあと、汗だくで戻ってきた息子に「かっこよかったよ、ちゃんと見てたよ」と伝えると、「でしょ」と得意げな顔をしていた。その一瞬のために、前日からの段取りがあるのだと改めて感じた。

まとめ

  • 運動会の攻略は当日ではなく前日までの準備で9割決まる
  • 持ち物・お弁当の下ごしらえ・場所取りグッズは前日にまとめて終わらせる
  • 場所取りを先に済ませて一度自宅に戻ると、身支度に余裕が生まれる
  • 撮影は動画中心にして、自分の目でその瞬間を見ることを優先する
  • 祖父母など頼れる人を誘うことも、立派な段取りのひとつ

次のアクション

運動会のような一日がかりの行事を乗り切るコツは、実は普段の朝の仕組み化や、学校行事全般での仕事の調整の仕方とも共通している。次は、平日の朝をどう仕組み化しているか、学校行事や急な予定変更に仕事をどう合わせているかもあわせて読んでみてほしい。


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