子どもが急に熱を出したら、仕事はどうする?シングルパパの連絡と調整の順番

子どもの発熱で仕事の調整をするシングルパパのイメージ 時間術・仕組み化

火曜日の午前10時すぎ、会議の合間にスマートフォンが震えました。画面に表示されたのは学校の代表番号です。この番号からの着信は、たいてい良い知らせではありません。電話に出ると、担任の先生の声が聞こえてきました。「お子さん、保健室で熱を測ったところ38度2分ありました。お迎えは可能でしょうか」

心臓が一瞬跳ねましたが、頭の中で考えることはだいたい決まっています。今日は何時に迎えに行けるか、チームへの連絡はどう出すか、この後の予定をどう組み替えるか。ひとりで子どもを育てていると、こうした電話は年に何度もかかってきます。それでも慌てずに動けるようになったのは、連絡と調整の順番をあらかじめ自分の中で決めておいたからです。この記事では、大手IT企業でPMとして働きながら息子を育てている私が、子どもが急に発熱したときに実際に守っている、連絡と仕事調整の順番を紹介します。

発熱の電話がくるたびに、仕事も気持ちも止まっていた

学校からの電話を受けて対応を考える親のイメージ

子どもの発熱で一番つらいのは、看病そのものよりも、何から手をつければいいか分からないという迷いです。学校からの電話を受けた瞬間、迎えに行く時間、仕事の調整、翌日以降の見通しなど、考えることが一気に押し寄せてきます。順番が決まっていないと、この迷いだけで10分、20分が過ぎてしまい、結局その分だけ職場への連絡も遅れてしまいます。共働きでどちらか一方が対応にあたる家庭でも、事情はそう変わらないはずです。誰が、何を、どの順番で動くかが決まっていないことが、発熱対応を必要以上に消耗させている原因だと感じています。

子どもが発熱したときに私が決めている連絡と対応の順番

結論から言うと、私が決めているのは、学校の連絡にはその場で即答する、チームには確定前でも早めに一報する、病院に行くかどうかは症状で機械的に判断する、翌日の見通しは前の晩に共有する、という4つの順番です。特別なテクニックではなく、迷う時間そのものをなくすためのルールです。

①学校からの電話には「今日行けるか」だけをその場で即答する

電話口で症状の詳細を根掘り葉掘り聞き込まず、まずは何時に迎えに行けるかだけをその場で伝えます。細かい判断は、実際に迎えに行って様子を見てからで十分です。即答することで学校側も次の対応を決めやすくなりますし、自分自身も余計な逡巡をせずに済みます。

②チームには「休むかもしれない」を先出しで伝える

学校からの電話を切ったら、すぐにチャットで一言だけ共有します。子どもが発熱したため午後は離席する可能性があります、詳細は追って連絡します、という程度で構いません。この段階で確定情報である必要はなく、先に一報を入れておくことで、後から確定連絡をしたときの調整がぐっとスムーズになります。中抜けできる時間帯や上限をあらかじめ人事ポータルで確認していたことも、迷わず動ける支えになりました。

③お迎え後は、症状で機械的に病院行きを判断する

お迎えに行ったら、熱の高さと本人の様子だけを見て淡々と判断します。38度台で本人が比較的元気なら家で様子を見る、39度を超えている、ぐったりしている、水分が取れていないといった場合は迷わず病院に向かう、というふうに自分の中で基準を決めています。そのつど大丈夫かどうかを悩んでいると判断が遅れるので、基準を先に決めておくことが結果的に一番早く動く方法になります。

④翌日の見通しは前夜までに一度、会社に共有する

寝る前の体温と本人の様子を見て、翌日も休みそうかどうかをその日のうちにチームへ伝えるようにしています。朝になってから慌てて連絡するより、前の晩に一報を入れておくほうが、相手も予定を調整しやすくなります。

熱が下がった夜、息子と交わした会話

寝る前に子どもと話す父親のイメージ

先日、まさにこの順番で対応した夜がありました。学校からの電話を受けて迎えに行き、病院で薬をもらって帰宅した頃には、熱は38度前半まで下がっていました。布団に横になった息子と、こんなやり取りをしました。

「明日、学校行けそう?」
「うーん、まだちょっとだるいかも」
「じゃあ、もう1日休もう。パパも午前中は家にいるようにするから」
「え、いいの?仕事は?」
「大丈夫。今日のうちにチームには伝えておいたから」

即答できる材料をあらかじめ持っておくことは、仕事を守るためだけでなく、子どもを安心させることにもつながるのだと、この夜あらためて感じました。

上司や同僚には、こうした急な早退や欠席のたびに、これまで何度も助けてもらってきました。事前に自分の働き方を共有しておいたからこそ、当日の相談もスムーズに通ります。仕組みを決めておくことは、自分のためだけでなく、まわりに余計な心配をかけないためでもあると感じています。

まとめ

  • 学校からの電話には、迎えに行ける時間だけをその場で即答する
  • チームには確定前でも、休むかもしれないという一報を先に入れておく
  • 病院に行くかどうかは、熱の高さと本人の様子であらかじめ基準を決めておく
  • 翌日の見通しは、前の晩のうちに一度、会社へ共有する

子どもの発熱は避けられませんが、対応の順番を先に決めておくだけで、当日の迷いはかなり減らせます。まずは自分の職場の中抜けルールや連絡手段を確認するところから始めてみてください。テレワークの活用や仕事の効率化についても、他の記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。


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