冬休みの宿題は夏休みより少ないのに、なぜ毎年ギリギリになるのか

カレンダーで冬休みの予定を家族で確認する様子 時間術・仕組み化

大晦日の夜9時。リビングのテーブルには、冬休みの宿題プリントが広げたままになっていました。書き初め用の半紙はまだ一枚も書かれておらず、計算ドリルも後半の3分の1が残っていました。

「え、もうあさってから学校やんな……」

小3の息子がプリントをめくりながらつぶやいた声に、私も内心かなり焦っていました。去年の冬休み、まさにこの日のことです。

冬休みは夏休みの43日間と比べると2週間ほどしかなく、宿題の量も少なく見えます。それなのに、気づくと毎年ギリギリになる。この記事では、去年のこの失敗を踏まえて、今年は冬休みの宿題を「終わらない前提」でどう段取りを変えたかをお伝えします。

冬休みの宿題に机で取り組む子ども

なぜ冬休みの宿題は夏休みより少ないのに慌てるのか

冬休みの宿題が毎年ギリギリになる一番の原因は、宿題の量そのものではありません。冬休みは夏休みより日数が少ない分、実際に宿題に使える時間も比例して少ないという単純な事実を、毎年見落としていたことが原因でした。

夏休みは43日間と長いため、前半にやらなくても後半にまとめて追い上げる余地があります。一方、冬休みは2週間ほどしかなく、しかもその中に大晦日・元日・お正月の挨拶回りといった、宿題にまったく手をつけられない日が最初から複数含まれています。さらに書き初めのように準備や片付けに時間がかかる宿題が混ざっているため、同じ1日1ページのペースでも、冬休みの方が実質的な負荷は重くなります。

去年の私は、夏休みの半分くらいの量だから大丈夫だろうと、日数だけで判断していました。ところが実際に使える時間で考えると、夏休みよりもむしろ厳しいスケジュールだったのです。

冬休みの宿題を終わらせる3つの段取り

冬休みの宿題を最後まで慌てずに終わらせるには、終業式の日のうちに「予定」と「宿題」を1つのカレンダーに並べて、使える日と使えない日を先に分けてしまうことが一番効きます。今年、我が家で実際にやった3つの段取りを順番に紹介します。

段取り1 終業式の日に「お正月の予定」と宿題を同じカレンダーに書き込む

学校の冬休み開始日・終了日と、大晦日や元日、祖父母の家に行く日、自分の仕事納め・仕事始めの日付を、すべて同じカレンダーに書き込みます。我が家の冬休みはおおよそ12月25日から1月8日までの2週間ほどで、仕事納めは12月30日、仕事始めは1月5日でした。こうして並べてみると、冬休みのうち宿題にまったく手をつけられない日が最初から数日分あることが一目で分かります。残っている日数ではなく、宿題に使える日数で考えることが最初のポイントです。

段取り2 書き初めなど「準備が要る宿題」を最初の数日で前倒しに終わらせる

書き初めのように道具を広げる場所や片付けの手間がかかる宿題は、後回しにするほど着手のハードルが上がります。冬休みが始まってすぐ、まだ部屋が片付いている最初の2日間のうちに終わらせてしまうのがコツです。年末の大掃除で部屋が片付けの対象になる前、かつお正月の来客準備で部屋を使う前のタイミングが、一番広いスペースを確保しやすい時期でした。

段取り3 仕事が始まった後の「ひとり時間」にドリル類を厚めに配置する

仕事始めから始業式までの数日間は、祖父母宅から自宅に戻り、親は仕事を再開している一方で子どもはまだ冬休みという、比較的静かな時間になります。去年はこの期間を「お正月気分の延長」としてほとんど何もさせていませんでしたが、今年はここを計算ドリルや漢字ドリルのような繰り返し型の宿題を進める時間として位置づけました。最終日に向けて駆け込むのではなく、この静かな数日に負荷を前倒しで寄せておくことで、最終日前には余裕を持って終えられます。

実体験:終業式の夜に全部を書き出してみた

冬の室内で一緒に過ごす父と子

今年は、終業式の日の夕方、夕食の支度をしながら冬休みのスケジュールを息子と一緒に確認しました。

「冬休み、いつまでやったかな?」
「えっと、1月8日かな。始業式の日」
「仕事始めは1月5日やから、パパが仕事してる日が3日あるってことやな」

カレンダーに冬休みの日付と、祖父母の家に行く日、大晦日と元日を書き込んでいくと、実際に宿題に使える日は思ったより少ないことがすぐに分かりました。去年は感覚だけで後半にやればいいと思っていましたが、数字にしてみると後半に残せる日はほとんどなかったのです。

そこで、まだ部屋が片付いている最初の2日間で書き初めを終わらせることにしました。

「書き初め、お正月の前に終わらせてしまおう」
「え、今?」
「うん、お正月になったら半紙広げる場所もなくなるし、今の方が楽やで」

渋っていた息子でしたが、半紙を広げてみると意外とすぐに終わり、もう書き初め終わった、とすっきりした様子でした。

仕事が始まった1月5日からの数日間は、私が仕事をしている間、息子はドリルを中心に進める時間に充てました。去年はこの期間に何も計画していませんでしたが、今年はここをひとりで集中できる時間と位置づけたことで、最終日前日には計算ドリルも漢字も全部終わっている状態になりました。

「今年、ギリギリにならんかったな」
「うん、お正月にゆっくりできたのが大きかった気がする」

去年の大晦日の夜に感じた焦りは、今年はありませんでした。終わらせたのは私ではなく息子自身でしたが、その土台を整えたのは、冬休みが始まる前に予定と宿題を一緒に並べて見たことだったと思います。

まとめ

冬休みの宿題を終わらないまま最終日を迎えないためのポイントをまとめます。

  • 冬休みは夏休みより日数が少ない分、使える時間も少ないという前提で計画する
  • 終業式の日のうちに、学校の予定と年末年始の家族の予定を同じカレンダーに書き込む
  • 書き初めなど準備が必要な宿題は、部屋が片付いている最初の数日で前倒しに終わらせる
  • 仕事始め後、子どもが静かに過ごす時間が増えるタイミングにドリル類を厚めに配置する
  • 量が少ないから大丈夫という感覚ではなく、使える日数を数字で確認する

冬休みは宿題だけでなく、学童や祖父母宅といった預け先そのものが年末年始だけ止まってしまうという、もう一つの落とし穴もあります。宿題の段取りと合わせて、預け先の空白についても早めに確認しておくと、年明けをもっと楽に迎えられます。


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