9月の終わり、夕食の片づけを終えたリビングのテーブルで、スマートフォンを片手に来月のスケジュールを眺めていました。運動会、個別懇談、そして毎年この時期になると頭をよぎる「予防接種、そろそろ動かないと」という一言。インフルエンザの予防接種は、うっかりしていると気づいた頃には近所の小児科の予約枠が埋まっていて、平日にもう一度仕事を調整して別の病院を探す羽目になります。この記事では、大手IT企業でPMとして働きながら息子を育てている私が、仕事をできるだけ休まずにインフルエンザの予防接種を済ませるために、10月のうちに予約を動かしている理由と、実際の段取りを紹介します。
予防接種の予約は「思い立ったとき」にはもう遅い

インフルエンザの予防接種は、多くの小児科で10月上旬から予約を受け付け始め、11月に入ると希望の日時が埋まりやすくなります。共働きでもひとり親でも、平日に空いている小児科は限られていて、しかも子どもが13歳未満の場合は2回の接種が必要です。1回分の予約を取るだけでも一苦労なのに、2回分の平日をそれぞれ確保しようとすると、仕事の調整はさらに難しくなります。「そろそろ予約しないと」と思い立ったタイミングでは、すでに希望の枠がふさがっていることが少なくありません。予約が遅れるほど、平日の仕事を急に休んで空いている枠に飛び込む、という綱渡りになりやすいのです。
10月のうちに予約を済ませる、私の段取り
結論から言うと、私が実践しているのは、10月上旬に家族分をまとめて予約する、予約はオンライン予約システムを使う、通院は会社の中抜けルールで対応する、という3つの段取りです。特別な裏技ではなく、毎年同じ時期に同じ手順を繰り返しているだけです。
①10月上旬、予約開始と同時に家族分をまとめて予約する
インフルエンザワクチンは接種してから効果が出るまでに2週間ほどかかり、効果が続く期間もおよそ5か月程度とされています。学級閉鎖が増え始める12月より前に接種を終えておきたいので、逆算すると10月中に1回目を打っておくのが安心です。予約は各医院がホームページで公開する予約開始日を事前にカレンダーへ登録しておき、開始と同時に自分と息子の分をまとめて予約しています。バラバラに予約すると通院の回数が増えてしまうので、同じ日にまとめられないかを最初に確認するようにしています。
②電話ではなくオンライン予約システムで空き枠を探す

多くの小児科は電話予約と並行してオンライン予約システムを用意しています。電話は診療時間内にかけ直す手間がかかりますが、オンライン予約なら夜でも隙間時間でも空き枠を確認できます。私は候補となる病院を2、3件あらかじめ調べておき、平日夕方や土曜午前など、仕事への影響が少ない時間帯から埋まっていく前に押さえるようにしています。予約が取りづらいと感じたら、かかりつけの1件にこだわらず候補を広げておくことも、結果的に仕事を休まずに済ませるコツだと感じています。
③通院そのものは、会社の中抜けルールで対応する
予約が取れたら、通院にかかる時間はまるごと休暇を取るのではなく、会社の中抜けルールを使っています。私の会社では1日2回まで、合計2時間までの中抜けが認められていて、これを使えば平日の午後に1時間ほど外出して通院し、そのまま仕事に戻ることができます。中抜けする時間はあらかじめOutlookの予定表に登録し、チームにも一言共有しておきます。休暇をまるごと使わずに済むので、有給休暇は学校行事や体調不良など、もっと不確実な場面のために取っておけるという安心感もあります。
「注射、痛いから嫌だ」と言われた朝

去年の予約の朝、予定表に登録した通院の時間を息子に伝えると、こんなやり取りになりました。
「今日の午後、予防接種行くからね」
「え、注射痛いから嫌だ」
「1本我慢したら、冬に熱で何日も学校休むより楽かもよ」
「うーん……それはそうかも」
不服そうな顔をしながらも、当日は自分から上着を着て玄関に立っていました。病院までは中抜けの時間内で行って帰ってこられる距離を選んでいるので、私も慌てずに送り迎えができます。診察室から出てきた息子は、「思ったよりチクッとするだけだった」とすでにケロッとした顔をしていて、帰りの車の中では「来年は最初から我慢する」と自分で言っていました。子どもにとっても、予定がはっきり決まっていることは、身構えるための安心材料になっているのかもしれないと感じた出来事でした。
予約や通院の段取りを先に決めておくことは、仕事を守るためだけでなく、子どもが心構えをするための時間を作ることにもつながっているのだと思います。
まとめ
- インフルエンザの予防接種は、10月上旬の予約開始と同時に家族分をまとめて予約する
- 電話ではなくオンライン予約システムを使い、候補の病院を複数持っておく
- 通院そのものは休暇をまるごと使わず、会社の中抜けルールで対応する
- 予定を先に子どもと共有しておくと、当日の心構えにもつながる
体調や持病によって接種のタイミングや可否は異なりますので、詳しくはかかりつけ医に確認のうえ判断してください。予防接種の予約は、思い立ってからでは遅く、毎年同じ時期に同じ手順で動くことがいちばんの近道だと感じています。まずはお子さんが通う小児科の予約開始日を確認するところから始めてみてください。仕事と子どもの体調管理を両立する工夫については、他の記事でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

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