7月最初の月曜日、朝6時。目覚まし時計が鳴る前に、小学4年生の息子はすでに布団の中で目を開けていました。「今日から夏休みだよね?」「そうだね。でもパパは今日、仕事だよ」「え、夏休みなのに?」その一言に、私は今年も同じやり取りをしていることに気づきました。夏休み40日間、学校がない毎日を、フルタイムで働く私はどう乗り切るのか。息子の質問は、毎年答えを更新し続けている、私自身への問いでもあります。
この問いに毎年きちんと答えられるかどうかが、夏休みの40日間を乗り切れるかどうかの分かれ目だと感じています。
夏休み40日間、シングルパパが直面する「休みの取り方」問題

共働き家庭でもひとり親家庭でも、夏休みの一番の悩みは学校という日中の預け先がなくなることです。学童保育は学年が上がるほど利用しづらくなり、受験塾や習い事の送迎も平日日中に発生します。在宅勤務ができるとはいえ、会議やお客様対応は減りません。有給休暇をどこに何日配置するかを決めないまま夏休みに突入すると、後半になって休みが足りなくなったり、逆に前半で使い切ってしまったりします。私自身、PMとして仕事のスケジュールを管理する立場だからこそ、夏休みも工数計画として扱う必要があると感じるようになりました。
有給休暇を計画的に使う3つのステップ
結論から言うと、夏休みの有給休暇は思いつきで消化するのではなく、夏休みが始まる前の6月中に3つのステップで組み立てておくことで、ワンオペでも40日間を乗り切ることができます。
ステップ1:夏休み前に「絶対に休む日」を先取りする
最初にやることは、夏休みの予定表に絶対に休む日を先に埋めることです。家族旅行、通院、学校の個人面談の代わりになるイベントなど、動かせない予定から有給を割り当てます。私は毎年、旅行の日程だけは6月のうちに確定させ、上司に伝えたうえでカレンダーに登録しています。後から埋めようとすると、繁忙期と重なって取れなくなることが多いため、先取りが一番確実だと感じています。
ステップ2:在宅勤務日と有給日をバランスよく配置する
夏休み中は、毎日を有給にする必要はありません。平日は6時起床、6時50分に息子を送り出し、7時から家事、8時30分から在宅勤務というふだんのリズムをできるだけ崩さず、受験塾や習い事がある日は在宅勤務でカバーします。そのうえで、送迎の空白ができる日や体調管理が必要な日だけ有給を充てると、月に1〜2日の有給で夏休み全体をやりくりできています。全部を休みで埋めようとしないことが、有給を使い切らないコツです。
ステップ3:上司・チームに早めに共有し「計画的取得」にする
有給休暇は取得する本人だけでなく、チームの業務にも影響します。私は夏休みに休む予定が固まったら、6月中にチームメンバーへ共有し、Outlookの予定表に送迎のため中座や有給といった形で登録しています。事前に共有しておくことで、急な子どもの発熱など突発的な休みが必要になったときも、周囲が快く受け入れてくれる土壌ができます。実際、コロナワクチン接種後の発熱で急遽休んだ際も、上司や同僚が事情を理解してくれていたので、スムーズに対応できました。
実践してみて感じたこと

以前は、有給休暇を何かあったときのための予備としてだけ確保し、計画的に使うという発想がありませんでした。しかし工数管理をする仕事柄、休暇も見える化した方が結局は柔軟に対応できることに気づきました。今では夏休みが始まる前におおよその有給消化予定を組み、途中で体調不良などの予定変更があっても、前倒しで確保していた分で吸収できています。
有給を計画的に配置するようになってから、毎年夏に1回、まとまった休みを取って息子と旅行に出かけられるようになりました。石垣島でマンタを見るために有給をまとめて使った年、なかなか出会えず1年目は空振りに終わりましたが、翌年再チャレンジした際に目の前を大きなマンタと子マンタが泳いでいくのを二人で見ることができました。「見れた!すごい!」「本当だ、大きいね」二人で興奮して声を上げたことを今でも覚えています。
この瞬間のために有給を計画的に残しておいてよかったと、心から思いました。
まとめ
夏休み40日間を有給休暇でどう乗り切るか、私が実践している3ステップは以下の通りです。
- 夏休み前の6月中に「絶対に休む日」を先取りする
- 在宅勤務日と有給日をバランスよく配置し、全部を休みで埋めない
- 上司・チームに早めに共有し、計画的取得にする
- 月1〜2日の有給でも40日間はやりくりできる
ワンオペで働きながらの夏休みは、気合いだけでは乗り切れません。休みも仕事と同じように計画を立てておくことが、40日間を穏やかに過ごす一番の近道だと感じています。


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