ひとり親控除があるシングルパパこそふるさと納税をすべき理由と限度額の調べ方

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年末が近づいたある夜、同僚が「ふるさと納税でもらったお米が届いた」と言っていました。そういえば自分は一度もやったことがありません。

息子に「ふるさと納税って知ってる?」と聞いたら「知らない」「税金を払うとお礼がもらえる仕組み」「税金って払うものじゃないの?」「そう。でもどこに払うかを自分で選べる制度がある」「じゃあ何をもらえるの?」「お肉とかお米とか」「じゃあやって」。その一言で、やっと重い腰が上がりました。

しかも「ひとり親控除を受けているけど、ふるさと納税の計算はどうなるの?」という疑問があってなかなか踏み出せなかったのですが、調べてみるとひとり親(シングルパパ・ママ)こそふるさと納税をやるべきでした。ひとり親控除を正しく反映した限度額を把握すれば、食費や日用品の一部を実質2,000円で補える節税効果があります。

この記事では、ひとり親控除を受けているシングルパパが、ふるさと納税の限度額を正しく計算して実践するまでの手順をまとめます。

ひとり親控除とふるさと納税、何が関係するの?

ふるさと納税の限度額は、自分が支払う所得税と住民税の額によって決まります。そしてひとり親控除は、この税額を下げる制度です。税額が変われば、ふるさと納税の上限も変わります。ここに注意が必要です。

シミュレーターに「年収だけ」を入力して限度額を出してしまうと、ひとり親控除が反映されず、実際より高い上限額が表示されてしまう場合があります。結果として「寄付しすぎ」になるリスクがあります。

ひとり親控除とは?(2020年から新設)

ひとり親控除は2020年に新設された控除制度です。離婚・死別・未婚を問わず、生計を一にする子(総所得48万円以下)がいて、かつ本人の合計所得が500万円以下であれば適用されます。

控除額は、所得税で35万円、住民税で30万円。これが税額に直接影響するため、ふるさと納税の上限額の計算にも関わってきます。

シングルパパのふるさと納税限度額の調べ方

限度額を調べるには、各ふるさと納税サイトの「控除上限額シミュレーター」を使います。ここでのポイントは、「各種控除」の項目にひとり親控除を入力することです。

代表的なシミュレーターでは、年収・家族構成のほかに「適用している控除」を入力できます。ひとり親控除は住民税の計算に影響するため、必ず反映させてください。

シミュレーターで入力する主な項目

・給与収入(源泉徴収票の「支払金額」)
・社会保険料(健康保険・厚生年金等)
・扶養控除(子どもを扶養に入れているか)
・ひとり親控除(あり)
・その他の控除(生命保険料控除等)

私は昨年、これらを丁寧に入力してシミュレーションしました。ひとり親控除を入れるのと入れないのとでは、限度額が数千円〜1万円以上変わることもあります。正確に把握しておくことが大事です。

私が実践した3ステップ

ステップ1:源泉徴収票を用意して限度額を確認する

毎年1月〜2月に会社から届く源泉徴収票を手元に置いて、シミュレーターを使います。「支払金額」「給与所得控除後の金額」「社会保険料等の金額」の3か所が分かれば十分です。

私は大手IT企業のPMという仕事柄、年収はそれなりにありますが、ここでは具体額は控えます。ただ、年収400〜600万円台のシングルパパなら、限度額は4〜7万円前後が目安になることが多いようです。年収600万円台なら上限目安は7万円前後、800万円台なら12万円前後といった目安が一般的に紹介されていますが、これはあくまで扶養1人のシングル家庭の場合の目安です(詳細はシミュレーターでご確認ください)。

ステップ2:返礼品をまとめて選ぶ(食費削減を優先)

私が選ぶのは、主に以下のカテゴリです。

・お米(5kg〜10kg)
・冷凍肉・魚介類
・調味料・乾物
・果物・野菜(旬のもの)

ワンオペで自炊が多い我が家は、食材系の返礼品が家計に直結します。一度にまとめて申し込む方が手間が少ないので、6〜8月の間に限度額のほぼ全額を使い切るようにしています。夏は旬の食材(メロン・桃・枝豆・うなぎなど)が選べる時期でもあり、返礼品の選びがいがある季節です。

返礼品を選ぶたびに悩んでいると、それだけで時間がかかります。毎年同じジャンル(食料品・調味料)に固定して選ぶと決めておくと、選ぶ時間が大幅に減ります。届いた食材はホットクックでの無水カレーや煮物の材料としてそのまま活用し、返礼品を献立の延長として考えると家事の時短にもつながります。5年ほど続けてきて、限度額計算も返礼品選びも年々時間がかからなくなりました。

ステップ3:ワンストップ特例か確定申告かを決める

給与所得者で確定申告の予定がなければ、ワンストップ特例制度が手軽です。寄付ごとに自治体へ申請書を郵送するだけで、翌年の住民税から控除されます。手続きは翌年1月10日必着が原則です。

ただし、以下の場合はワンストップが使えず確定申告が必要です。

・寄付先が6自治体以上
・医療費控除や住宅ローン控除など他の控除も申告する予定があります
・副業収入が20万円を超えます
・年末調整でひとり親控除を申告し忘れた場合

私は毎年確定申告をするので、ふるさと納税も確定申告でまとめて処理しています。年末調整でひとり親控除の申告漏れがないかを確認する機会にもなっています。

ひとり親がふるさと納税で損しないための注意点

ふるさと納税は「限度額内であれば自己負担2,000円」という仕組みですが、限度額を超えて寄付すると超過分は単なる出費になります。必ずシミュレーターで上限を確認してから申し込んでください。

また、ひとり親控除は年末調整または確定申告で申告して初めて有効になります。申告を忘れると控除が受けられないため、ふるさと納税の計算とあわせて「ちゃんと申告できているか」を毎年確認してください。

※税務上の判断は個人の状況によって異なります。不明な点は税務署や税理士にご相談ください。

まとめ:ひとり親こそ検討する価値があるふるさと納税

この記事のポイントをまとめます。

・ひとり親控除は所得税35万円・住民税30万円の控除で、ふるさと納税の限度額に影響します
・シミュレーターにはひとり親控除を必ず入力して正確な上限額を把握します
・返礼品は食材系を優先すると家計の食費削減に直結します
・ワンストップ特例か確定申告かは自分の状況に合わせて選びます
・ひとり親控除の申告漏れがないかもあわせて毎年確認します

忙しい毎日の中でも、ふるさと納税は年に1〜2回の作業で取り組める節税の仕組みです。ワンオペの私でも続けられているので、「時間がない」は言い訳になりません。まずはシミュレーターを開いて、自分の限度額を確認することから始めてみてください。

私は毎年ふるさと納税を実施しており、返礼品は食料品や調味料を中心に選んでいます。米・醤油・みりん・だしなど、普段の食卓で確実に使うものをまとめて確保すると、実質2,000円の負担で食費の一部をカバーできます。


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