小学校のタブレット授業にデメリットはある?家庭でできるフォロー

タブレットで学習に取り組む小学生の男の子 子育て・教育

平日の夜、宿題を終えた息子がリビングのテーブルで学校から持ち帰ったタブレットを開いていました。「今日の漢字テスト、なんか思い出せへんかった」とぽつり。手元のノートを覗くと、いつもよりぎこちない字で漢字が並んでいます。タブレットで文字を打つ機会が増えたぶん、手で書く回数が減っているのかもしれない。そう感じた夜でした。この記事では、学校の授業でタブレットを使うことに対して感じやすいデメリットと、家庭でどうフォローしているかを、3年近くタブレットと付き合ってきた経験からお伝えします。

学校のタブレット授業、何が心配なのか

学校の授業でタブレットを使うことに対して、多くの保護者が感じる心配は大きく分けて4つあります。視力や姿勢への負担、手書きの機会が減ることへの不安、授業に集中できているか分からないもどかしさ、そして通信トラブルや充電切れで学びが止まってしまうことです。どれも「使わせない」という選択では解決できません。学校での活用が広がっている以上、家庭でできる範囲のフォローを重ねていくしかないと感じています。

授業でタブレットを使うとよく挙がる4つのデメリット

ここからは、それぞれのデメリットについて、我が家で実際に取り組んでいる対策を紹介します。

デメリット1 視力・姿勢への負担

学校でも家庭でも画面を見る時間が積み重なると、目の疲れや猫背が気になり始めます。我が家では家庭学習でタブレットを使うときは20〜30分で必ず休憩を挟むルールにしていますが、これは学校から帰ってきたあとの時間全体にも当てはめています。夕方以降は部屋の照明を明るくし、就寝1時間前はタブレットを触らないと決めることで、学校での使用時間とあわせても負担が積み重なりすぎないようにしています。

デメリット2 手書きの字や漢字が書けなくなる不安

タブレットで文字を入力する機会が増えると、手で書く感覚が鈍るという声をよく聞きます。実際、我が家でも漢字テストの前に「あれ、この字どうやって書くんやったっけ」と息子が手を止める場面がありました。対策として、漢字ドリルや音読の宿題は必ず紙とえんぴつで取り組むようにし、タブレットで覚えた内容を紙に書き出す時間を意識的に作っています。入力と手書き、両方の練習をセットにすることが、今のところ一番効果を感じている方法です。

ノートに鉛筆で手書きしている子どもの手元

デメリット3 授業に集中できているか分からない不安

タブレットの画面には教材以外にも操作できる要素があるため、授業中に本当に集中できているのか、家庭からは見えにくいのが正直なところです。私は個人面談や連絡帳を通じて、担任の先生に授業での様子を具体的に聞くようにしています。「教科書とタブレットをどう使い分けているか」「困っている様子はないか」を聞くだけでも、家庭でのフォローの方向性が見えてきます。

デメリット4 通信トラブルや充電切れで学びが止まる

学校のタブレットは家庭に持ち帰って宿題に使うことも多く、充電を忘れると翌日の授業に支障が出ます。我が家では帰宅後すぐに専用の充電ステーションに置くルールにし、朝の忘れ物チェックリストにも「タブレットの充電」を加えました。小さなことですが、このひと手間で「学校で使えなかった」という事態を避けられています。

家庭でできるフォロー、私が実践している3つのこと

デメリットを一つずつ潰していく中で、家庭でのフォローとして特に効果を感じているのが次の3つです。

フォロー1 週末に紙のノートで復習する時間を作る

タブレットで学んだ内容を、週末に紙のノートへ書き出す時間を10分ほど設けています。書く作業を挟むだけで、理解が抜けている部分がはっきり見えてくるのを実感しています。

フォロー2 学校の話を「タブレットで何をしたか」から聞く

日曜の夜、二人で夕食の後片付けをしながら、その週にタブレットで何をしたか聞くようにしています。

「今週、タブレットで何した?」
「理科でメダカの観察カードを作ったで。写真も撮ってん」
「へえ、それは紙よりタブレットの方がやりやすそうやな」
「うん!でも漢字は紙の方が覚えやすい気がする」

息子の口から「タブレットの方がいいもの」と「紙の方がいいもの」を自分なりに言葉にしてくれたことに、正直驚きました。使い分けの感覚は大人が教えるものだと思っていましたが、日々の授業を通して息子自身の中に育っていたようです。

キッチンで父親と会話する子ども

フォロー3 使い方のルールを子どもと一緒に決める

ある朝、忘れ物チェックリストを一緒に確認していたときのことです。

「タブレット、充電した?」
「あ!昨日ゲームしてて忘れてた」
「学校で使えへんかったら困るやろ。リストに入れといたから、次から自分で見てな」
「はーい」

その日から、息子は自分でリストを見て充電を確認するようになりました。ルールを一方的に押しつけるのではなく、失敗をきっかけに一緒に仕組みを作ると、子ども自身が気づいて直していく力が育つのだと感じた出来事です。

まとめ

  • 心配されるデメリットは主に4つ:視力・姿勢、手書き離れ、集中力、通信・充電トラブル
  • 視力・姿勢対策は休憩時間の確保と、照明・タブレット使用時間の管理
  • 手書き離れ対策は、タブレットと紙の書き出しをセットで習慣化する
  • 集中力への不安は、先生とのコミュニケーションで様子を確認する
  • 通信・充電トラブルは、帰宅後の置き場所ルールと忘れ物チェックリストで防ぐ

学校のタブレットだけでなく、家庭学習用のタブレット学習サービスをこれから検討する方は、選び方やデメリット対策をまとめた記事もあわせてご覧ください。学校用・家庭用それぞれの役割を整理しておくと、子どもも迷わず使い分けられるようになります。


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