1月中旬、火曜日の朝7時。連絡帳を見ながら、息子がこう言いました。「今日からクラスのみんな、金曜まで学級閉鎖なんだって」。インフルエンザでクラスの何人も休んでいて、学校から学級閉鎖の連絡が来たところでした。息子自身は熱もなく元気そのもの。でも、金曜まで4日間、学校には行けません。
発熱なら1日か2日、台風なら長くても1日。学級閉鎖は、子どもが元気なまま3日から1週間ほど家にいる状態が続きます。これまでの「その日だけ何とかする」段取りでは太刀打ちできない、別の種類の調整が必要になります。この記事では、大手IT企業でPMとして働きながら息子を育てている私が、学級閉鎖で複数日にわたり子どもが家にいることになったときに実際にやっている仕事の調整方法を紹介します。
学級閉鎖が厄介なのは「元気なまま数日続く」こと
結論から言うと、学級閉鎖が発熱や台風による休みと違うのは、子どもの体調に問題がなく、復帰の見通しも閉鎖期間の最終日まではっきりしないという点です。発熱なら熱が下がれば学校に戻れますし、台風なら翌日には収まっています。学級閉鎖は、学校側が指定した期間(多くは3日から1週間程度とされています)が明けるまで、子どもは元気なまま家で過ごすことになります。
この「元気なのに学校に行けない」状態は、仕事の調整だけでなく、子どもをどう過ごさせるかという問題も同時に抱えることになります。共働きの家庭であっても、学級閉鎖の間ずっと休みを取り続けるのは難しく、在宅勤務や学童の利用、親族への相談など、複数の手段を組み合わせる必要が出てきます。

学級閉鎖の初日にやっている3つの段取り
結論から言うと、私が学級閉鎖の連絡を受けた初日にやっているのは、閉鎖期間全体の予定をまとめて会社に共有する、子どもの「ひとり時間」の過ごし方を先に決める、中抜けルールで息抜きの時間を作る、という3つです。特別なテクニックではなく、初日にまとめて決めてしまうことで、残りの期間を迷わず過ごせるようにしているだけです。
①閉鎖期間の予定は、その日のうちにまとめて会社に共有する
発熱や台風は「今日だけ」の調整で済みますが、学級閉鎖は期間がまとまって決まります。初日の朝に閉鎖期間を把握したら、その日のうちに金曜までの5日間、在宅勤務を中心に対応する旨をチームへ一括で共有しています。1日ずつ都度連絡するより、最初に期間全体を伝えておくほうが、相手も予定を調整しやすく、自分自身も日々の連絡の手間がなくなります。
②子どもの「ひとり時間」の過ごし方を先に決めておく
学級閉鎖中、会議の間は子どもに一人で過ごしてもらう時間が必ず出てきます。タブレット学習や読書、留守番のルールをあらかじめ決めておき、「この時間はこれをして待っていてね」と伝えておくと、会議中に話しかけられる頻度が減ります。初日にまとめて決めておけば、2日目以降は同じルールを繰り返すだけで済みます。
③中抜けルールを使って、閉鎖期間の真ん中に息抜きを入れる
3日以上家にいると、子どもも段々飽きてきます。閉鎖期間の真ん中あたりで、会社の中抜けルール(私の会社では1日2回まで、合計2時間までの中抜けが認められています)を使い、近所を散歩したり買い物に出たりする時間を意識して作るようにしています。閉鎖期間の最初から最後まで家に缶詰めにするのではなく、1日分だけ息抜きの時間を組み込んでおくと、残りの日も落ち着いて過ごせます。

学級閉鎖4日目、息子が漏らした一言
学級閉鎖が決まった初日の朝、連絡帳を見ながら息子に聞きました。
「金曜まで学校ないんだね。お友達は大丈夫?」「クラスの半分くらいお休みしてるみたい」「じゃあパパも今週はできるだけ家で仕事するから、お昼は一緒に食べられるね」「やった!」
子どもにとっても、学級閉鎖は不安よりも「パパと一緒にいられる時間が増える」という受け止め方になることもあると、このとき実感しました。
ただ、同じ調子でいられたのは最初の2日だけでした。木曜の午後、会議の合間にリビングを覗くと、息子がソファでタブレットを眺めながらぼそっと言いました。
「学校行きたいわけじゃないけど、ずっと家にいるのもちょっと飽きた」「そっか。じゃあ今日の中抜けの時間、ちょっと長めに散歩行こうか」「ほんと?じゃあコンビニにも寄りたい」
元気なまま家にいる日が続くと、子どもも「休みを楽しむ」というより「することがない」という感覚に近くなっていくのだと、このとき気づきました。発熱で寝ている間は看病に意識が向きますが、学級閉鎖は子どもが元気な分、こちらが過ごし方を用意してあげないと、間延びした時間になってしまいます。初日に立てた段取りを、期間の途中で一度調整し直す余地を残しておくことも、大事なのだと思います。
まとめ
- 学級閉鎖は発熱や台風と違い、子どもが元気なまま3日から1週間ほど続く
- 初日に閉鎖期間全体をまとめて会社へ共有する
- 子どものひとり時間の過ごし方を先に決めておく
- 中抜けルールを使って、閉鎖期間の真ん中に息抜きを入れる
インフルエンザが流行する時期は、学級閉鎖だけでなく予防接種の予約や発熱対応など、複数の対応が重なりやすくなります。あわせて下記の記事も参考にしてみてください。

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