ある夜9時前、布団に入った小4の息子が、宿題のドリルを片付けながら唐突に聞いてきました。
「パパ、もし新しいママができたらどうする?」
「え、急にどうしたの」
「クラスの子がね、パパはずっと一人なのかなって心配してくれてて」
すぐには答えられず、少し考えてから「今はまだ考えてないよ。でも大事な話だから、いつかちゃんと話そうね」とだけ伝えました。妻を亡くしてから5年。布団の中で改めて自分に問い直しました。私は本当に、再婚についてどう考えているのだろうかと。
「シングルパパ 再婚」と検索する夜に、本当に知りたいこと

「シングルパパ 再婚」と検索する背景にあるのは、単なる恋愛や結婚への興味だけではありません。子どもの気持ちを傷つけないか、経済的な安定は保てるか、そして自分自身がこのまま一人で生きていくことに納得できるのか。この3つが絡み合って、答えの出ない悩みになっていることが多いと感じています。周りに相談しづらいテーマだからこそ、一人で抱え込んでしまいがちです。
結論、私は今のところ再婚を選んでいません
結論から先にお伝えすると、私は今のところ再婚を積極的に考えていません。ただしこれは一生しないという意味ではなく、今は必要だと感じていないというのが正直なところです。判断の軸にしているのは、子どもの本音・自分自身の自信・生活基盤の3つです。以下で具体的にお伝えします。
息子の成長や自分の心境の変化によって、この結論は今後変わるかもしれません。だからこそ一度きりの判断ではなく、定期的に見直す前提で考えるようにしています。
再婚を考えるときの3つの判断基準

基準1、子どもの本音を時間をかけて確認する
1つ目の基準は、息子自身が本当はどう感じているかを、焦らず時間をかけて確認することです。子どもは親に気を遣って、本音を隠すことがあります。だからこそ一度の会話で判断せず、繰り返し聞く姿勢を大事にしています。
先日も「もし新しいママが来たら、パパと二人の時間は減る?」と聞かれたので「絶対に減らさないよ」と答えると、「じゃあ別にいいよ」とあっさり返ってきました。子どもにとって一番気になるのは、恋愛の是非よりも、自分の居場所が守られるかどうかなのだと気づかされた瞬間でした。
基準2、寂しさや不安を埋めるための再婚は選ばない
2つ目の基準は、寂しさや不安を埋めるためだけの再婚は選ばないと決めていることです。妻を亡くした直後、二人で東京から大阪に引っ越し、家族のそばで生活を立て直しました。それから5年、家事も育児も仕事も一人でこなせるという自信ができたことで、再婚を寂しさの解決策として求める必要がなくなりました。
会社員としての年収は1800万円規模まで積み上げることができ、私立小学校への受験も乗り越え、習い事も本人が希望するものはすべてやらせてあげられています。家が散らかっていても誰のせいでもなく自分の責任だと思えるので、一人であることに苛立ちを感じることもありません。この安定感が、再婚を焦らなくていい理由になっています。
基準3、再婚を必要ではなく選択として考える
3つ目の基準は、再婚を生活の必要条件ではなく、あくまで選択肢の一つとして捉えることです。遺族年金やマンションからの家賃収入など、生活の土台をあらかじめ仕組み化していることで、再婚をしなくても生活が破綻しない状態を作れています。
家事の負担も、ロボット掃除機やドラム式洗濯乾燥機、調理家電の導入で大きく減らせているため、一人であることが即座に生活の限界にはつながりません。だからこそ、もし再婚を考える日が来たとしても、それは生活のためではなく、息子と自分自身の幸せのための選択でありたいと思っています。
実体験、5年間で見えてきたこと
妻を亡くした直後は、正直なところ再婚どころではありませんでした。仕事と育児だけで精一杯で、自分の気持ちに向き合う余裕もなかったというのが実感です。
ある晩、息子から「パパは一人で寂しくないの?」と聞かれたことがあります。「たまに寂しいけど、お前がいるから大丈夫だよ」と答えると、「じゃあ僕もパパがいるから大丈夫」と返してきました。その一言に、二人で十分にやってこられたという確かな手応えを感じました。
妻の死をきっかけに、仕事の昇進や肩書きよりも家族と過ごす時間を優先する価値観に変わりました。この価値観の変化があるからこそ、再婚も誰かのためではなく、二人の暮らしにとって本当に必要かどうかで判断したいと考えています。
まとめ
「シングルパパ 再婚」について、今の私の考えを整理すると次の3つになります。
- 子どもの本音を焦らず時間をかけて確認する
- 寂しさや不安を埋めるためだけの再婚は選ばない
- 生活基盤を仕組み化し、再婚を必要ではなく選択として考える
答えは一度出したら終わりではなく、息子の成長とともに何度も見直していくものだと思っています。
次のアクション
再婚を考えるより前に、まずは子どもとの対話の土台を作ることが欠かせません。毎晩の会話習慣や、子どもの本音を引き出す声かけは、日々の積み重ねが土台になります。今の暮らしに無理のない範囲で、少しずつ対話の時間を増やすところから始めてみてください。

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